‘24年度最後の集会は、カブ隊で3年間一緒に活動してきた「くま」スカウト(小学5年生)にとって、ボーイスカウトへ上進する前のラストキャンプとなりました。今回も1泊2日のお別れキャンプ。
思い出話に花を咲かせたり、みんなで楽しく活動したりと、笑顔あふれる時間を過ごしました。
2日目には、4月から新しくカブ隊に上進してくる「りす」のスカウトたちも合流し、にぎやかなひとときに。新しい仲間との出会いと、旅立つ仲間へのエールが交差する、温かい締めくくりの集会となりました。
3月8日 お別れキャンプ 1日目
お別れキャンプは、開所式のセレモニーからスタートします。

ふだんの集会では、開会後すぐに訓練や課題に取り組むことが多いのですが、今回は「お別れキャンプ」。特別な集会ということで、いつもとちょっと違う、楽しいプログラムがいよいよ始まりました。
12月にも遊びに来てくれた、団委員長のお友達でスウェーデン出身の方が、今回もキャンプに遊びに来てくれました。
今回はなんと、お菓子の差し入れと、スウェーデンのゲームも紹介してくれました。
みんなで挑戦したのは「タオルホッケー」と「ニンジャ」ゲーム。 シンプルなのに大盛り上がりで、笑い声が絶えない楽しい時間となりました。

「タオルホッケー」は、棒をスティックにタオルを結んだ物をパック見立てて、タオルをゴールへ運ぶホッケーをイメージしたゲーム。本来は棒を使うそうですが、今回は室内だったため、スティックはスカウトたちが新聞紙で手作りしました。道具作りからスタートして、みんな大盛り上がり!




そして「ニンジャ」は、円になって立ち、合図とともに一歩下がって広がります。順番に相手の手や足をタッチして、動きを封じていくという、反射神経と読み合いが勝負のゲーム。…と、文章で説明するとちょっと難しいのですが(笑・・隊長)、実際にやってみると、シンプルでとっても楽しい!


スカウトたちは、新しいゲームに夢中になり、気がつけばあっという間に時間が過ぎていました。
夕食のあとは、感謝の気持ちを伝える時間。
スカウト一人ひとりが「ありがとう」を伝えたい相手について発表しました。お母さんに向けてだったり、友達に向けてだったり…。それぞれが心を込めて想いを言葉にし、仲間たちに紹介しました。
ちょっと照れくさそうにしながらも、しっかりと感謝の気持ちを伝える姿に、温かい空気が会場を包みました。

3月9日 お別れキャンプ 2日目と「りす」の集会 第3回目
キャンプの朝は、恒例のラジオ体操で体を動かし、目を覚ましてから活動を始めます。

2日目からは、「りす」のスカウトたちも合流し、みんなで調理活動を楽しみました。この日のメニューは、「ホットドッグ」と「すいとん」です。
ホットドッグは、自分の好きな具材をパンに詰め、アルミホイルで包んで牛乳パックの中に入れて焼くという、ちょっとユニークなスタイル。焼き上がるのをワクワクしながら待ちました!


そして「すいとん」は、前回の集会で各組ごとに味や材料を話し合って決めており、その内容をもとにリーダーが材料を準備してくれました。当日は、粉をこねるところから始まり、それぞれの個性が光る「すいとん」が出来上がりました!

味付けもバラエティ豊かで、味噌味、コンソメ味、ちゃんこ味と、どの組も工夫を凝らしていました。 どれもとても美味しく、にぎやかで楽しい昼食となりました!



楽しかったお別れキャンプも、いよいよ終わりの時間が近づいてきました。
キャンプの閉所式では、3年間にわたり保護者のまとめ役として支えてくださった方々へ、隊長から感謝状が贈られました。
「三年間ありがとうございました」・・隊長からたくさんの感謝と思い出を込めて。
そして、いよいよ「くま」スカウト3人とのお別れのクライマックス。
西東京第1団カブ隊の伝統、「鯉の滝登り」の出番です。これは、古代中国の伝説にちなんだ行事で、「急流の滝を登りきった鯉が、登竜門をくぐって天に昇り、龍になる」というお話に基づいています。
スカウトと保護者の方々が両側に列をつくり、その間を「くま」スカウトが力強く登っていく姿に、たくさんの拍手とエールが送られました。
こうして、「くま」スカウトたちは新たなステージへと羽ばたき、お別れキャンプの幕が下りました。

